前に香港中心部に行ってみた状況をブログに書きましたが、宿泊したシャティン(沙田)近くの状況(2019年12月8日)についてもう少し書き残したいと思います。
シャティン(沙田)あたりの状況
シャティンは香港中心部からは少し離れていて、いわゆるベットタウン的な地域です。この日私が通った午後6時過ぎのシャティン駅の中はたくさんの人でにぎわっていて、デモに関連する混乱のようなものは全くありませんでした。一方、香港中心部ではこの日は大規模なデモがあり、香港島を中心にたくさんの人がデモに参加していたようです。
一方それとは対照的に、シャティン駅の周りは全くそのような人はおらず(私が見た限り)、至って平和な状況でした。
ただ、以前はこのシャティン駅あたりでもデモが行われていたそうです。その時の爪痕をいろいろ見つけることが出来ました。
まずは自動改札のモニターが破壊されています。その上に仮のパネルが張られています。正常な場合は改札を通るときにプリペイドカードを黄色の部分にタッチするとモニターに残額が表示されるのですが、この状態では見られません。

また、駅の窓口のガラスも破壊されてしまったようで、シャッターが閉まっています(他の使用可能な窓口が開いてました)。

案内のモニターも破壊されて、黒いビニールがかぶせられています。

通路に設置されていたガラスの壁も破壊されて、白いパネルで埋められていました。

エスカレーターも止まってしまっています。みんな歩いて通っています。

シャティン駅の外に出てみました
下の写真の場所が駅前広場ですが、以前はここでも大規模なデモが行われたそうです。ちょうど広いスペースもあり、階段が席にもなり、奥には悪天候時に入れる屋根もあるため、デモ活動にとても都合の良い場所だったようです。今は普通に人々が休んだりしてます。

この後ろにあるMaximというチェーン店のレストランが、何か親中的な発言をしたらしく破壊されてしまったそうです。ガラスだったと思われる壁が破壊され白いボードに仮に置き換えられています。

私の香港の友達が少し説明してくれましたが、今の香港の複雑なところは親中と反中がどちらも存在していることのようです。
シャティン駅から少し歩くと川があるのですが、その欄干にいろいろと落書きがされています。
以下は「香港は中国ではない」という反中の人が書いた落書きです。

一方で同じ橋の欄干の別の場所には「黒服(反対派)の奴らはゴキブリだ」みたいな親中側の落書きもあります。(私の友達に翻訳を聞いたのですが、間違えて記憶していたらすいません。)

私のイメージではほとんどの香港の人は反対派で「香港市民vs中国政府」みたいな構図に見えていたのですが、実際には同じ場所にこのように異なる意見が並べて書かれているというのが現実のようです。
橋の下の遊歩道の壁には、以下のような中国を批判するようなポスターが貼られています。一方でこのポスターをはがそうとした跡も見られます。

私のような観光客の立場としては、早く状況が落ち着いて安心して観光できる以前の香港の状況に戻ってくれれば嬉しいのですが、実際の状況はなかなか複雑なようです。



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